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技術コラム/お知らせ
2026.09.07更新
製品事例・実績紹介

SUS430での薄板の絞り加工。材料変更から提案した試作事例

SUS t0.5mmの絞り加工で、外観品質と加工精度を両立。材料選定から加工条件まで検討し、試作から追加製作まで依頼いただきました。

製品概要

お客様よりご相談いただいた、家電製品の試作部品を製作しました。

材料はSUS443CT、板厚0.5mm。絞り加工によって成形する製品で、金型の切削から絞り加工まで対応しました。

今回の案件では、当初の図面ではSUS430が指定されていましたが、成形性を考慮し、弊社からSUS443CTへの材料変更をご提案しました。

薄板のステンレスを絞り加工する場合、材料の選定は製品の仕上がりや加工の安定性にも関わる重要なポイントです。

今回の加工内容

ご相談いただいた背景

今回、お客様から試作品の製作についてご相談をいただき、まずは10個の試作からスタートしました。

試作後、お客様に製品を確認していただいたところ、絞り加工による傷についてご指摘がありました。

試作の評価範囲により単純に形状を成形できれば完成というわけではありません。

特に今回のような薄板ステンレスでは、外観品質と加工精度をどのように両立させるかが重要な課題となりました。

絞り傷を改善するため、加工条件を一つずつ検証

絞り傷への対策として、いくつかの加工方法を検討しました。

金型の研磨

成形に使用する金型を見直し、研磨を行いました。

成形時の油を選定

成形時の状態を確認しながら、使用する油についても検討しました。

ビニールを挟んだ成形

成形時にビニールを挟む方法も試し、製品表面への影響を確認しました。

工程そのものを見直す

加工方法だけでなく、どの工程で、どのような条件で成形するかについても見直しました。

このように、ひとつの方法だけに頼るのではなく、複数の条件を実際に試しながら改善を進めました。

「きれいにできる」だけでは不十分。精度とのバランスを検討

今回の加工で難しかったのは、外観をきれいにすることと、精度を安定させることを両立することでした。

ある方法では見た目はきれいに仕上がるものの、精度が安定しないという問題も発生しました。

そのため、単純に「一番きれいに仕上がる方法」を採用するのではなく、外観・精度・加工の安定性を総合的に確認しました。

最終的には、それぞれのバランスが取れた工程を選定して製作しました。

試作で確認してから、追加製作へ

改善後は、まず数個のサンプルを製作してお客様に確認していただきました。

サンプルの段階で品質についてご了承いただいたうえで、追加分として50~100個程度の製作を行いました。

また、製品を使用する日程も決まっていたため、納期についてもお客様と相談し、必要に応じて分納を含めたスケジュール調整を行いました。

試作品の場合、数量や仕様だけでなく、開発スケジュールに合わせた対応が求められるケースもあります。

事前にサンプルを確認していただいてから追加製作を行ったことで、安心して製品を受け取っていただくことができました。

その後、2度ほど追加手配をいただいています。

試作段階で加工条件を検討し、品質を確認したうえで追加製作につなげられた事例となりました。

ダイマル鈑金の強み

今回のような薄板ステンレスの絞り加工では、図面に記載された材料・寸法だけを見るのではなく、実際に成形できるか、安定して加工できるかまで考えることが重要です。

ダイマル鈑金では、今回のように、

など、製品を形にするまでの工程を検討しながら加工しています。

「図面通りに加工する」というだけではなく、成形性や加工性に課題がある場合には、材料や工程についても検討することが、今回の案件で活かされたポイントです。

こんな加工でお困りではありませんか?

このような場合は、ダイマル鈑金までご相談ください。

CONTACT まずはお気軽にご相談ください。

図面がなくてもOK、1個からでも対応可能です。加工の可否や納期の目安もすぐにご回答いたします。

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